健康補助食品はもちろん、やせる漢方薬から脂肪吸引、サウナスーツや自転車まで、 あらゆるダイエットを試したことでは誰にも負けないと自負する美川憲一さん。
「芸能界広しといえども、アタシほどいろいろ試してすべてに玉砕してきた人はいないんじゃないからし(笑)。
腹筋運動をすれば下痢が止まらなくなっちゃうし、友人に進められたモロヘイヤのポタージュスープを始めたときは、 一緒に食べる乾パンを食べ過ぎて逆に5キロも太っちゃうし(笑)。 サラダしか食べずに頑張ったら10日目に立ちくらみがしてステージどころじゃなくなるし(笑)」。
どれもこれも失敗してきた美川さんが、リバウンドを期に大慌てで始めたというのが「ファースト・プラン」。
「これだけは大成功よ。4日目に5キロ減って、最終的に3ヶ月で8キロの原料に成功したのよ。 もちろん、美しいプロポーションは保っているわ」。
とはいえ、3日間の断食は結構キツそう。美川さんもそのときの体験をこう振り返る。
「断食は根性がいるのよ。友達は目の前でおいしそうにカツ丼ケーキを食べるしね(笑)。 いちばんきつかったのは2日目。水槽の熱帯魚でさえ食べてしまいそうになる自分が怖かったわ(笑)。 でもおかげで、ウエストは7センチ、ベルトの穴が3つも小さくなったし、体重も62キロをキープ。 これまでの衣装がぶかぶかで、ステージでスルッて落ちてきて大変なのよ」。
実は、美川さんだけでなく、野球解説者の落合博満さん、プロレスのアントニオ猪木さん、小川直也さん、 橋本真也さんをはじめ、多くの運動選手や芸能人も愛飲している。
エネルギーが消費されるとき、最初にブドウ糖が消費され、次に脂肪が消費されるのが理想です。 でも、ほとんどの場合、筋肉が消費され、希望はそのままということが多いのですが、 「ファースト・プラン」にはそれを抑える働きがあるので、筋肉はそのままで健康的にやせられるのです。

「女性セブン」より転載


あの小川直也がアントニオ猪木に勧められ、1週間で7kgを減量し、肉体改造に成功したファスティングなる断食法。 その体験談をご本人が語っていらっしゃいます。
「もう、二度と飲みたくないっていう味なんですよ。これを1日3回飲む。 このジュースで栄養素は補給できるから空腹もなんとか凌げる。といっても、 最初の頃は焼き肉とか思い浮かんでしょうがなかったけど(笑)。 断食が終わったら体重が7kg も減ってたんです。 今回は意図した減量でしたね」。
ただ、ここで重要なのは痩せたことではなく、体質を変える準備ができたこと。 断食はスタート台に立つための前段階にすぎない。 「断食することで、肉体をリセットできるんです。 いくら食事を減らしても、細胞は柔道時代のたくさん食べていた頃を覚えているんですよ。 だから痩せても、細胞はすぐに戻ろうとする。もっと食べろと勧誘するわけ(笑)。 それを根本から断ち切るために、一度カラダの中を空にすることが必要なんです。 その後は体重を減らすために、食事制限していく。 ファスティングをすると、食べたい衝動が抑えられるようになるんですよ。 最初の1ヶ月で15kgぐらい減りましたね。
ただ大切なのは、量の多い少ない以上に栄養のバランスに気を使うこと。 欠けている栄養素があると、細胞は必要な栄養を満たそうとして、余分なものまで吸収するようになるんです。 食事だけで栄養を摂るのは難しいから、サプリメントで補うことも考えていく」。
結果、食事は和食中心になり、酒もほとんど口にしなくなった。
「油っこいものを避けていたら、食べられなくなったんですよ。見るだけで胃がもたれる(笑)。 でも、あまりスイトックに考える必要もない。ストレスが溜まるのは翌ないから。 メロンパンが好きなんだけど、1個300キロカロリーもある。 こりゃ食べられないよなぁと思いつつ、この前いっぱい食べちゃったんだけど(笑)。 まあ、これぐらいのほうが精神的にはいいんですよ」。
ジョーク交じりに語るものの、 彼が絶えざる節制をしていることは、なによりも肉体が証明している。
「でも、これで完成ってことはない。この瞬間もすぐ過去になっていくわけだから。 今のカラダに満足しちゃったら足踏みしかできない」
つまり、彼の肉体は、「常に前進する」という猪木イズムを具現化しているのだ。
「肉体は自分のものだから、どうにでもできる。機能を高めたうえで、カッコよさを追求したいね」。



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